これはFF15のダメポイントとしてよく突っ込まれることですが、私としてはFF15のあの旅は

「自分を犠牲にして世界を救うことを強制された若者の精一杯の反抗」だと受け取っています。

仲間もそれを分かってはいるしなんとかしてあげたいけど、しかし使命は果たさなければならない、

だから最後の思い出作りとして旅を楽しむということが肯定されるわけです。

ノクトはものすごくダサい主人公なんですよ。創作の主人公は自己犠牲を厭わず

世界を救うような崇高な精神の持ち主が多いなか、ノクトは最後の最後まで駄々をこねて生にしがみつきます。

それがとても人間臭くて、だから私はノクトが大好きなんですよ。

FF15は王道な英雄譚へのアンチテーゼなんです。

ちなみにゲーム構造的にも、寄り道すればするほどキャラクターに思い入れができて

ストーリーに入り込めるようになっています。

オープンワールドにおいてメインストーリーを無視して遊んでしまうという問題点を、

「だったらその寄り道そのものを物語として組み込んでしまえばいい」と設計されたのがFF15なんだと私は思います。